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外壁に膨らみが!?塗膜の膨らみの原因とは?
2024年08月31日(土)
外壁に膨らみが!?
お家の外壁がこのような膨らんでいるのを見たことありませんか?
このような膨らみを見つけて驚いた方もいるでしょう。
外壁が膨らむ原因は様々あります。
今回はその原因とメンテナンス方法をご紹介いたします!
これらの膨らみは、外壁材自体が膨らんでいるのではなく、外壁表面に塗られた“塗膜”という塗料の膜が膨らんでいます。
原因は大きく分けて2つ
✓外壁塗装の経年劣化
✓外壁塗装工事の不備・不良施工
があげられます。
詳しく見ていきましょう。
◆経年劣化による塗膜の膨らみ◆
外壁は劣化が進行するとひび割れ(クラック)・塗膜剥離(はがれ)が生じます。そこから雨水が侵入し、外壁材と塗膜の間に水がたまり膨らみが生じたり(水膨れ)、水が蒸発する時の力で塗膜が押し上げられることで膨らみが生じる(水蒸気膨れ)ます。
◆外壁塗装工事の不備・不良施工による塗膜の膨らみ◆
外壁塗装をしてまだそんなに年月は経過していないはずなのに壁の表面に膨れが発生してしまっている!!なんてことがあります。
こんな場合は塗装の不備症状となるでしょう。
例えば、塗装時に
✓洗浄が不十分・洗浄後の乾燥の不十分
高圧洗浄で外壁のカビや汚れなどを十分に取り除き、しっかり乾燥させた上で塗装を行わないと、カビや汚れの上に塗装をすることになります。そうすると塗膜がしっかりと密着できず、塗膜の膨れや剥がれの発生原因になってしまいます。
✓塗料の未乾燥
外壁塗装の塗料は水や溶剤で薄めてから使用し、その水や溶剤が蒸発して時間が経ち、乾燥することでしっかりと外壁に密着します。前に塗った塗料が乾燥時間不足のまま次の塗料を塗ってしまうと、塗料の中の水分や溶剤が蒸発し、膨れ発生の原因になります。
下塗り、中塗り、上塗りの1工程ずつしっかりと乾燥時間を設ける事が大切です。製品によって乾燥時間は様々です。塗料の製品カタログに次の工程に入るまでの時間が記載されていますのでこれを守った施工ができる会社選びが重要です。
✓下塗り材・上塗り材などの選定ミス・塗布不足
下塗り材は言わば、外壁と塗料をくっつける接着剤のようなもの。
この下塗り剤が十分に塗れていないと上塗りがしっかりと密着できずに、下地から小さな空洞が発生してしまいます。この小さな空洞の空気や蒸発した水分が下地から上塗りした塗膜を押し上げてしまうため、塗膜の膨れ発生の原因になってしまいます。
また、希釈する際に正確な希釈ができていないと、塗りムラが発生して同じように塗膜の膨れ発生の原因になります。
1㎡にどのくらいの塗膜厚が必要か、塗料の希釈も全て製品カタログの仕様を確認すれば載っています。
これらを守って施工できる業者を見極める事が大切です。
✓蓄熱水蒸気膨れ
▼このような泡のような膨れははがれやすい為、早急に補修を行いましょう。
塗膜の内側に入り込んでしまった空気や水分が、壁温度の上昇により蒸発し、塗膜を押し上げてしまう現象です。
弾性塗料を使う際は外部からの雨水や結露などが入り込みやすいので、十分注意が必要です。さらに下地が熱を持ちやすい窯業系サイディングなどは蓄熱水蒸気膨れが起きる可能性が高いです。
◆外壁の膨れの補修方法は?◆
外壁の膨れはちょっとした刺激で塗膜が破れ、放置すると剥がれてしまいます。剥がれると外壁材が剥き出しになってしまいますのでとどんどん外壁が劣化してしまいます。
そうなってしまう前に補修をすることが大切です。
しかし、そのまま再塗装をするだけでは時間が経つと、また膨れが発生する可能性もあります。
一度膨れが発生するとまた発生してしまう可能性が高いのです。
膨れが再発生しないようにする為には、一度膨れてしまった外壁の塗膜を下地まで全て剥がし、下塗り→中塗り→上塗りの工程を再度行う必要があります。
さらに、外壁の膨れの周囲も膨れてしまう恐れがありますので、補修する範囲をしっかりと決めてから補修をしなければなりません。外壁の膨れの原因や範囲を見定めた上で補修をすることが大切です。
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