欧米では100年以上も大切に住み継いでいる住宅が多く、美しい街並みを形成しています。

一方、日本の住宅は「作って壊す」フロー消費型で環境への負荷や、住居費の負担が大きいため、これからは住宅の長寿命化が求められています。

それには、定期点検や、必要な時期に必要なリフォームをする等、住宅の維持管理が必要です。そこで役に立つのが住宅履歴情報を保管・蓄積する「いえかるて」です。

「いえかるて」は長期にわたり住宅情報を蓄積し、所有者が変わっても情報は引き継がれます。

〇住宅履歴情報を記録するメリット

1.計画的なメンテナンスの実施

建てたばかりでは実感がなくても、将来必ず必要になる住まいの維持管理。住宅の詳細情報が無いとその時になって困るのは住宅所有者です。あらかじめ点検や補修の時期を把握し、計画的かつ効率的にメンテナンスが行なえます。

2.突発的なトラブルの時も補修や復旧がスムーズ

地震や台風による雨漏りや配管のつまりなどは、早く修理をしたいものです。家に保管していた住宅の記録が失われるようなことがあっても、補修のための部材や設備の情報がすぐに引き出せて安心です。

3.合理的なリフォームの実施

住まいの省エネ性能は年々上がっています。いざエコリフォームにとりかかろうと思っても、図面や補修の記録がないというのは、よくあることです。リフォーム工事の際に図面があると、壁を壊さなくても中の仕様がわかるなど、的確な見積や工期の設定に役立ちます。

4.住宅の価値が証明される

住まいは、外側から見ただけでは造りや維持保全の良さまではわかりません。住み替えのために家を売ることになっても、資産価値が適切に評価され、買い手に家の取扱説明書のように書類をそろえて引き渡すことで、お互いに納得した契約ができます。

「いえかるて」によって、住宅の適正な資産評価を受けることができます。新築やリフォームをお考えの方は、導入を検討されてはいかがでしょうか。

プロタイムズりんくう泉南店では、外装劣化診断士が多数在籍しています。阪南市、泉南市、岬町で屋根・外壁の塗り替えをお考えの方は、お気軽にご相談ください。